歯のトラブルを早期に発見できる自己チェックの利点を述べたデンタル情報サイト

歯のトラブルを早期に発見するための自己チェックの方法

虫歯と歯周病に共通する自己チェックポイント及び必要なケア

病疾患においては早期発見と早期治療が効果的です。 歯のトラブルに関しても早期発見と早期治療は効果的であり、歯科医師や歯科衛生士、歯科助手のような歯科医療に携わるスタッフの大多数が、早期発見と早期治療を推奨しています。 他の病疾患以上に、効果が期待できます。

虫歯を発見するための自己チェックポイント

虫歯によって歯を侵されてしまうと歯がダメージを被るだけでなく、最悪の場合、抜歯に至ることもあり得ます。 歯と歯茎の境目、穴や変色といった異常に注意し、飲食物の温度が歯に染みたり、噛むときに痛みが生じたりしないか、歯に痛みがないかなど、自己チェックしましょう。

歯周病を発見するための自己チェックポイント

歯周病は寛解出来ても完治ができず、歯茎にダメージを蓄積されやすく、歯茎のダメージ次第で抜歯もありえます。 歯茎の腫れや違和感の有無、歯磨き時の出血、歯間の広がりに加え、飲食物の温度が染みたり、口内が粘ついたりしないか、歯や歯茎に痛みがないか、自己チェックしてください。

虫歯や歯周病に代表される歯のトラブルを早期に発見するべき理由

虫歯と歯周病は病疾患に起因した歯のトラブルにおける、最有力要因です。
虫歯と歯周病のうち、どちらか一方、或いは虫歯と歯周病の両方が原因となって、歯のトラブルが生じていることが疑わしく、口腔以外に症状が見受けられなかったり、免疫不全を引き起こす病疾患に罹患していたりしなければ、虫歯か歯周病の疑いが濃厚でしょう。

初期症状が目立ちにくいため、早期発見から早期治療につなげることが難しいのが、虫歯と歯周病です。
自己チェックによって、口腔の状態をつぶさに観察することで多少なりとも、虫歯や歯周病を発見できる可能性を高めることができるため、虫歯や歯周病の自己チェックは日々、欠かさず行うべきです。

同じ口腔内にチェックポイントがあるため、虫歯と歯周病のセルフチェックポイントには一部、重複が見られます。
飲食物の温度、特に低温が染みたり、歯や歯茎に痛みがなかったりしないかという点は虫歯にも歯周病にも見られる兆候であることから、一層、注意を払うべきです。
チェック時に口腔内を確認する以上、両方のチェックをお勧めします。

なお、歯と歯茎は同じ口内にある上、虫歯も歯周病も一種の細菌感染なので、歯と歯茎のケアは大きく乖離したものではなく、目新しさは感じられないかも知れません。
歯磨きをベースに歯間ブラシやフロス、洗口液等で口腔内のセルフケアを行い、歯科医院で定期検診を受けることに勝るデンタルケアは現在のところ存在しません。